令和4年度 第67回全国溶接技術競技会について
更新 2022.10.03
開催にあたって
2022年9月25日、全国溶接技術競技会が開催されました。
被覆アーク溶接の部 56名
炭酸ガスアーク溶接の部 56名
各県から計112名の選手が揃い踏みの、大舞台です。
5年に一度課題の変更があり、今回は改変後二度目の大会。
またコロナで第66回の三重大会は延期、選手の中にも感染を危惧して参加を見送るなど、
思うようにならなかった期間を経て、念願の開催となります。
そして第67回の、今回の開催地は青森県。
本県に所在する長谷川鉄工にとっても一大イベントでした。
青森県大会にて、長年全国大会出場を勝ち取っているベテランの佐藤が被覆アーク、新人ながら溶接センス抜群の田端が炭酸ガスアークの選手として出場権を獲得しました。が、全国大会間近、ケガにより田端は出場断念せざるを得なくなりました。
そんな中でも、業務の合間を縫って練習していた選手、練習時間確保を支えた工場スタッフも、どちらも姿勢も素晴らしかったと思います。
大会当日、選手の元へ激励に行きましたが、歴戦の選手であるため、リラックスした様子。
頼もしい限りです。
青森だからこそ、運営スタッフとして参加
全国大会は47都道府県の持ち回り、主催が地元になるのは47年に一度です。
運営スタッフとしてお手伝いできたことも、貴重な経験となりました。
選手と立会員以外で溶接ブースに入ることができるのも、運営スタッフの特権でしょう。
(さすがに溶接しているところを間近で見ることはできませんが……)
ちなみにベニヤ板でできた溶接ブースは手作りとのこと。美しい出来栄えです。
弊社は溶接ブースの初期化係でした。
選手の競技後、作業台を規定の位置へ戻す、作業台のスパッタ除去、邪魔板の清掃等々。
溶接ブースは特に規定が細かく、溶接機も業者の方しか触ることは許されていません。
選手が競技する場所の空気を少しでも味わうことができたのではないでしょうか。
優秀なスタッフ
あまり大きなことは言えませんが、青森県の代表になる、溶接が上手いスタッフが弊社にいることは、弊社にとっても大変喜ばしいことです。
ぜひ次回の大会では弊社の動向を一緒に見守っていただければと思います。
記事担当【営業部】工藤